行政書士の入管業務ソフトの選び方|書類作成・案件・在留期限を4製品で比較
行政書士の入管業務向けソフトを、書類作成、案件・顧客管理、在留期限、運用方式で比較。公式サイトに掲載された情報と、導入前の確認項目を整理します。
最初に「何を減らしたいか」を決める
行政書士向けソフトと一口に言っても、申請人の情報を一度入力して書類の下書きに使いたいのか、事務所の案件・請求までまとめたいのか、顧問先企業の在留期限を横断して追いたいのかで、選ぶ製品が変わります。
まず直近の案件で起きた手戻りを3つ書き出し、書類の転記、資料の回収、更新の見落とし、顧問先からの依頼、請求のいずれに属するか分けると比較しやすくなります。すべての機能が多い製品より、その手戻りが減るかを試用で確かめてください。
なお、業務管理ソフトと出入国在留管理庁の在留申請オンラインシステムは役割が異なります。書類の下書き・案件管理ができても、提出者の要件や申請手続が自動で済むわけではありません。
入管業務向け4製品を公開情報で比較
2026年9月29日に各製品の公式サイト・販売ページを確認しました。ザイリュウは当社の製品です。この表は実機評価や性能順位ではなく、公開情報に明記された用途・機能の整理です。掲載のない機能を「できない」と判定せず、契約前に各社へ確認してください。料金や提供範囲は変更され得ます。
| 製品 | 公開情報で確認できる中心用途 | 書類・案件・期限の扱い | 試用・料金の確認点 |
|---|---|---|---|
| ザイリュウ 当社製品 | 行政書士事務所の入管案件、資料回収、下書きと期限管理 | 必要書類チェックリスト、案件・顧客管理、在留期限通知。AI-OCRとアプリ内蔵のAI下書きはProプランで提供 | 初期設定後14日間の無料トライアル。無料、Standard、Proの各プランでAI機能の範囲が異なる |
| Clavis Note | 行政書士向けのクライアント台帳、案件・事件簿、報酬管理 | 在留カード等の自動読取、案件履歴、在留期限アラート。業務データは利用者のPCに保存しGoogle Driveに同期すると案内 | 30日間無料。公式サイトで通常月額と期間限定割引、カード登録・試用後の課金条件を確認 |
| ビザ顧問 | 行政書士事務所の顧問先企業と外国人材の在留期限を横断管理 | 期限の通知、企業からの更新依頼、案件ダッシュボード。顧問先・外国人材・同時利用人数の上限はプラン別 | 30日間無料。Standardは顧問先5社・外国人材25名まで。申請書類作成の範囲は別途確認 |
| NET630 | Excelで申請人の在留期限と申請業務の進捗を管理 | 個人シート30名分と一覧シート、期日アラート、申請履歴などを販売ページに記載 | 買い切り商品の販売価格、Excelの動作環境、30名を超える場合の運用を確認 |
例えば、顧問先企業から更新依頼を受ける導線を重視するならビザ顧問、PCとGoogle Driveを中心に台帳・報酬まで扱いたいならClavis Note、30名程度の期限をExcelで管理したいならNET630が比較候補です。書類の回収状態と下書きの確認を案件内で進めたい場合はザイリュウも試用候補になります。これは機能の記載に基づく使い分けの提案で、導入効果を保証するものではありません。
料金表の前に、運用で確認する6項目
| 確認項目 | 事務所で確かめること |
|---|---|
| 管理する単位 | 依頼者、顧問先企業、案件の関係を複数案件で表せるか |
| 書類の範囲 | 必要書類の一覧、収集状況、下書き、申請様式の出力をそれぞれ区別して確認する |
| 期限と通知 | 在留期限と、資料回収・追加資料・顧問先への連絡期限を分けて扱えるか |
| 確認・権限 | 読取りやAI下書きの誤りを修正できるか。担当者と最終確認者の閲覧・操作範囲を分けられるか |
| データの扱い | 保存先、バックアップ、退会時の出力・削除、外部AIへの入力条件を規約と画面で確認する |
| 総費用 | 月額・初期設定・人数や件数の上限・AIの利用上限・試用終了後の課金を確認する |
「AIで書類作成」と表示されても、入力情報の読取り、文案の下書き、公式様式への転記、オンライン申請への提出は別の作業です。どこまでが提供中か、試用時に具体的な案件で確かめてください。入管業務でのAIと人の役割分担も参照できます。
試用時は1件の架空案件を最後まで通す
- 架空の依頼者と案件を登録し、在留カードの情報と期限を入力する。
- 必要書類の一覧を作り、未回収・受領・確認済みを記録する。
- 下書きが必要なら作成し、原資料との照合・修正の手順を試す。
- 担当者への引継ぎ、通知、請求、データの取り出しまで確認する。
実在の依頼者情報を試用環境へ入れる前に、サービスの規約と事務所の個人情報取扱いを確認してください。試用ではまず架空データを使うと、機能と手順を安全に比べられます。
確認した公式情報
製品の機能・条件は2026年9月29日時点の公開ページを参照しました。比較は各社の自己申告情報に基づき、当社による第三者認証・性能試験ではありません。最新条件は各社の公式ページで確認してください。